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お葬式の意味

昨日、患者さんのお葬式に参列してきた。

遠隔地に住んでいる方で、Charcot Jointで潰瘍ができて、確か昨年の1月にHigh Risk Foot Clinicにやってきた方。それから6ヶ月Total Contact Castに。一度、治った潰瘍が、間、いつもと違うプラスターテクニシャンがしたことで、水ぶくれができて、結局Orthopodが骨を削って、戻っていった。

去年の12月に、勤務先の学校が休みになって、今度はスキンキャンサーの手術のためにやってきたその姿を見て、その足が、かなりひどく進行していたのにショックを受けた。そして、1ヶ月半滞在の間、またお世話した。

そして「新車を買ったんだ」と嬉しそう。「隠居したら住むアパートを買おうと貯めてたんだけど、株が下がったからもうそれも無理。だから、乗りやすい車を買って、またがんばって仕事するんだ」と言って、長距離運転して戻っていったのに。。。

2月に、リンパ節癌がみつかり、戻ってきた。60歳の誕生日は、化学療法のために入院したベットで。兄弟姉妹がたくさん集まっていた。

それから、会うたびに、だんだん縮こまっていって、鬱もひどくなっていって、元気がなくなっていって、でも、彼の生徒の話を始めると(数学の先生)、ぱっと顔を上げて目を輝かせて会話した。でも、もう化学療法は続けないと言った。足に、あきらかにスキンキャンサーのようなリージョンがあったのに、誰も治療しようと言わない。

数週間前に糖尿病医のクリニックをキャンセルしたと聞き、具合が良くない、もう永くないから、もう糖尿病医に会う必要もないと。

そして、昨日オフィスで仕事してたら、何気なくそこにあった前日の新聞を読んでいた糖尿病エデュケーターが彼の死亡記事と、お葬式の予定をみつけた。

クリスチャンブラザーだったから、ずっとシングルで、でも誰よりも子供が好きだった。患者なのに、メディカルとかナースのプレイスメントの学生が来ると、とたんに教師の顔になって、いろいろ質問してた。

ずっと”sorry”と思ってたけど、お葬式に参列して、彼のとても大きな暖かい家族を見て、彼はひとりではなかったんだと、そして、彼の教え子を見て、彼の歴史を見て、彼の生涯はとても、実りあるものだったのだと納得。改めてお葬式に参列できたことに感謝した。

家に戻って、聞いたfacebookで追悼のページを見つけて500人近い人がファンになっているのを見て、改めて彼の偉大さを感じた。

そして、ずっと彼は幸せなんだと納得しようとしたけど、やっぱり悲しい。夜中に目が覚めて、彼をこの世に与えてくださったことに感謝はするものの、でも「どうして彼が60歳の若さで、こんな苦しみを、そして人生を終えなければならないのか」考えた。そして、まだまだ涙が出てくる。

一生忘れない患者さん。出会えたことで、私自身を成長させてもらった患者さん。安らかに。。。

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